こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

ビューティフル・マインド

ビューティフル・マインドという映画がある。天才経済学者の話で、統合失調症にかかってしまった話でもある。

俺も統合失調症にかかってしまっているので、見てみたい。調べてみるとアマゾンプライムビデオなら字幕版が見れるみたいだ。しかし、俺は洋画は字幕よりも吹き替え派だ。でもアマゾンプライムビデオでは、字幕版しかないので、仕方がない。

ということで、早速、アマゾンプライムビデオで視聴することに。統合失調症の俺が観た感想としては、俺はあそこまでひどくないなということである。映画では、いないヒト(モノ)が実際するように錯覚したりしているが、俺の場合は実際する人物に悪口を言われていた。盗聴やつけられているといった感覚になったことはないのだが…

主人公がないハズのヒトやモノが見えたり、感じたりして、普通の人たちにとっては、変人、奇人のように扱われてしまっているのだが、恋人の献身的なケアによって病状が安定していって、最後にはノーベル賞を受賞するといった内容である。

結局、幻覚としてみていた人たちは、消えることはなかった。この病気が一生治ることはないということを暗に示しているのだろうか。幻肢は消えないのだろう。体験として幻覚を見ていたのだ。俺もそうだったのであろうか。本人にしてみれば恐ろしい体験なのだがら周りの人たちからみれば、何てことはないものなのだ。それがこの病気の恐ろしいところだ。本人にとっては重大なことなのだ。俺も会社で聞こえてくることは、四六時中、悪口が聞こえてきたのであった。しかし、周りの人たちは、何のことだかわからないといった感じで、ポカーンとしてしまう。俺も自分に襲いかかってくる恐怖をいくら訴えても周りから理解されずに苦しい思いをした。

症状が落ち着いてきたかのような主人公が薬を飲むことを勝手にやめてしまい、症状が再発症してしまうシーンがあるのだが、俺も薬を辞めてしまうと再発してしまうのだろうか。

消えることない幻肢は、最後まで主人公にまとわりついていく。幻覚と真実がごっちゃになっている。この映画は、患者の目線で描かれている。俺も幻覚と真実がごっちゃになっている。この映画のように消えることはないだろう。あの幻覚と一生付き合って行かなければならない。