こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

誰にも信じてもらえない体験

お題「誰にも信じてもらえない体験」

昨年の2月くらいに統合失調症と診断されました。それまでの経緯を記述していきたいと思います。

 

ある日、会社のデスクに座っていたら後ろからコショコショ噂話が聞こえてきました。どうやら私についてウワサをしているようでした。ある子が私に好意をもっている!みたいな内容を言っていたのです。

 

嬉しい!と素直に思った私はアプローチをその子にかけることにしました。ちなみに彼女いない歴イコール年齢であるので、アプローチも不器用な感じでした。でも、その子は、イヤな顔をせずに付き合ってくれました。

 

そんなこんなで、その子とコミュニケーションをとっていたのですが、ある時あるアプローチをしたら、周りから一斉に悪口というか、私に対する敵意みたいなものが聞こえてくるようになりました。

 

アイツ、あんなアプローチしてんのかよ、童貞かよ、アイツ、意味わかんねーよとか、私に対する誹謗中傷が聞こえてきました。私は上司に相談しました。

 

そうすると、何故か会社の医務室に連れていかれてストレスチェックを受けてうつ病だと診断されました。詳細は割愛しますが、精神科に通うことになりました。

 

恐ろしい体験でした。みんなで悪口を言っていたのです。コソコソ声で悪口が聞こえてきます。思ったように悪口が聞こえてきました。四六時中悪口が聞こえてきました。

 

でも、上司に相談すると誰もそんなことは言っていないということでした。聞こえているのに知らないフリをしているのだと私は思いました。悪口を言っている人たちをかばっているものと思いました。

 

そんな体験だったのですが、どうやら統合失調症という病気のせいで、そんな体験をしたのでありました。被害妄想だったり、恋愛妄想だったり、ウィキペディアだとか厚生労働省のホームページに書いてある症状を体験しました。幻覚や幻聴を体験しました。みんなで悪口を言っていたり、私を陥れる為に集まっていたりしていたのを見ました。…全部、妄想だったのですが。

 

幻聴、幻覚は人に言っても信じてもらえません。当たり前ですが。しかしながら、当時の私からしたら、耐えられない現実だったのです。誰も信じてくれない。悪口ばかりを言われていて、あたまがおかしくなりました。

 

そんな憂鬱な日々が続いていました。どうすればいいんだろうか。とりあえず会社には、行かなくなりました。悪口を言われるのがイヤだったから。あと悪口をいっていた人たちと顔を合わせるのもイヤだったのです。今はそうでもないのですが、ちょっと前までその事を思い出すと涙が出てきてしまいました。ウウー、苦しい〜と、そんなメランコリーな気分でした。

 

フトしたキッカケで、悪口が幻聴だったと思えるような出来事がありました。悪口を言っていた人たちと飲む機会があったのです。そこで、なんてことはないことを話したのですが、悪口は幻聴だったと思えるようになったのです。

 

今では大分回復してきました。毎日遅刻をしていますが、なんとか会社に行くことは出来ています。遅刻をするのは、朝は無気力な気分になって、ベッドからでることができないことから、遅刻をしています。やる気がでないのです。なんで、あんな悪口を言われるところに行かなくちゃあいけないんだ。そんなことを考えてしまうと、やる気がなくなります。でも、数時間後、やっぱり会社に行かなくちゃあというような気分になるので、会社には遅刻こそはしているのですが、なんとか通えるようにはなりました。とりあえずこの調子で、会社に行く時間を早めていけたらいいなぁと思っている今日この頃であります。明日は遅刻しないように、今日は早く寝よう。おやすみなさい。