こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

配慮

4年前、統合失調症になりました。当時は何をしていても絶望していて未来がわからなくなってしまいました。当時、一人暮らしをしていましたが、家族には疲れたから家に帰ると言って何も言わずに実家に戻りました。当時は幻聴と本当に言われていることの区別がつかず、悪口も本当に言われていると思っていました。会社や街で自分が負い目に感じていることが声になって聞こえてきました。親には疲れたので会社を休むと伝えました。そして、休職しました。

 

毎日が夏休みでした。メンタルがよければ楽しい日々だったのかもしれませんが、メンタルを壊していたので、あんまり覚えていません。家にこもってフールーで海外ドラマのビッグバンセオリーを見ていました。あと父親と仙台にいって牛タンを食べました。覚えているのは、それくらいですかね。

 

友達に自分が精神的な病気にかかっていることを、言ったことがあります。私は、配慮してもらいたかった。でも甘えていると思われてしまいました。うつは甘え、なんてネットスラングがあります。うつになったことがない人は想像ができないと思いますが、毎日が絶望でした。これからは何をしていけばいいのかわからないくらい沈んだ気持ちになります。みんなに助けてほしかった。でも、理解されなかった。今思えば、私は甘えていたのかもしれません。みんなそれぞれの生活があるのに自分を慰めてほしいと一方的に思っていました。病気がよくなると、友だち以外にも心のよりどころの居場所があると考えられるようになり、友達に会わなくても平気になりました。

 

会社には統合失調症だと伝えてあります。病院の診断書も提出してあります。会社には、配慮してもらえました。職場復帰したてのころは、時短で働かせてもらったりしていました。月・水・金の9時から3時までの短縮勤務でした。私はデイケアとかに行かなかったので、こういう配慮が助かりました。で、半年くらいが経過したらフルタイムで働くことになりました。また、統合失調症には陰性症状という症状があります。意欲がもてなくなる症状で、会社に行く気力がなくなることがありました。そういう時に、調子が悪いので会社を休みますと正直に言えば、休めました。クビにもならず、なんとか会社にぶら下がっていました。いまもそうです。

 

上司には感謝しています。私が働けなくなっても見捨てずに病院に連れて行ってくれたり、仕事も私ができる範囲のものを割り振ってくれます。いつも早く外出してくれとか言ってますが、感謝しています。本当に助かりました。