こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

年が明けてから

クリスマスイヴが終わり、気がついたら年末だった。相変わらず彼女とはなんとなくぎこちない関係が続いていた。そんなこんなで、彼女と俺のことについて話しているようなヒソヒソ声が聴こえてくる。お似合いだの、意気地なしだのと聴こえてくる。俺は彼女と付き合わなければならない、そう思い込んでいた。(今思えば、この思い込みこそがうつの症状だったのだ)

年が明けた。あけましておめでとうといった感じで、挨拶をしたような気がする。クリスマスイヴに告白しようとしていたのだが、彼女が風邪を引いていたので、中止になった。またヒソヒソ声が聴こえてくる。彼女を誘わないのかと、そんな声が聴こえてきた気がする。(繰り返しになるが、この声こそがうつの症状なのであると、医者に言われた)

周りの声に言われるがままに、また彼女をディナーに誘った。同期の男と一緒に、三人でディナーをとることと、なったのである。

ディナー当日、彼女の機嫌は良かったと記憶している。職場の周りの人に、やっと告白されるみたいなことを言っていたような気がする。俺は告白するつもりだったのか、自分でもよくわからない。ただ、周りの声に合わせるように行動していた。俺から告白をされる、みたいなことを彼女が周りの人に言っていた気がする。

そして、ディナーの時間となった。いつもの三人で、会社のことについて話すといった感じで、いつも通りといった感じだった。告白しようとは、思っていたが、タイミングがよくわからず、ディナーは終了となった。

彼女は別の方向だったが、俺と同期の男は同じ方向だったので、彼の最寄り駅でもう一軒飲むこととなった。そこで、彼に最近の出来事について相談した。彼女が俺に好意があるんじゃあないかと、そしたら、彼は初耳だといい、そんなことは聞いたことがないといった。俺はそれを聞いて少しホッとした。なんだ俺の勘違いだったのかと。そしてそのまま家路へとついたのであった。