こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

告白(2回目)

その日は、雨が降っていた。俺がババア、ババアと言っていた女性は、怒っていた。「アイツは気持ちを知ってるくせに」とかなんとか言っていて、資料の紙をバンバン叩いていた気がする。

彼女が俺に告白してくる。そう聴こえてきたのに、彼女は何にもしてこない。このままじゃいけないと思った俺は彼女に話しかけた。ちょっと仕事のコトで話したいことがあるから俺の席に来てほしい。そう彼女にいうと、あとにしてほしいと言われた。具体的にいうと、昼食後のゴゴイチでということだった。

その日の昼食は、ワクワクしていた。コレで彼女から告白されて、何もかもがうまくいく、そんなことを考えていた。会社の食堂で、彼女を見たが、心なしか楽しそうだった。俺のことを話しているのだろうか、周りの目もきになる。

そしてやってきたゴゴイチの時、俺は仕事の話をして、彼女から告白されるのをまった。iPadの仕事活用の話をした。周りもみんな俺たちの話に聞き耳を立てているみたいだった。話はあっという間だった。話が終わり、彼女が俺の側から離れると、一斉にiPadの話だけかよと聴こえてきた。なんだ俺がiPadを彼女に教えただけで、なんでこんなに言われなきゃあならないんだ。そうか、告白しなかったからだ。そう、思い込んでしまった俺は、また彼女を人気のないところに呼び出した

ジュースをおごるというテイで2人っきりになった俺は、また告白してしまった。前はいえなかったけど、俺はきみのことが好きだよ。と、返事はもちろんノーだった。だって彼氏がいるから。俺はワケがわからなくなった。彼女を前にしてiPadを教えることしかできなかった俺は、周りから嘲笑の対象となっていた。アイツ、意味わかんねー、iPadだけかよ、アイツ、おかしくなったんじゃないとかが聴こえてきた。(この聴こえてくるのがうつの症状である)
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