こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

現状

俺は、うつ病と診断されて一年以上が経つ。現状としては、発症した当時と比べれば、気持ちがだいぶラクになった。発症当時は、会社で悪口が聴こえてきて、みんなに嫌われていると思い込んでいて、辛かった。で、今はそうじゃないかといえば、そうではない。

 
確かに悪口は聴こえなくなったが、悪口を言われていた記憶はあるのだ。それを思い出すと涙が溢れ出すことがある。周りの人たちは、この言われていた悪口を幻聴だといって信じてくれないのであった。聞こえる、聞こえないの押し問答になっている。悪口を言っていた人たちは、どこかぎこちない対応をしている気がする。俺の主観だけど。でも、もはや真実は良くわからない。
 
今でも悪口をいわれていると思い込んでいて、会社に行くことができなくなる時がある。出社しようとして、電車に乗るのだが、乗り換えの際にそのまま改札を出ていしまい、結局そのまま家に帰ってしまい、出社することが出来ないのであった。上司には電話でわなく、メールで出社ができない旨を伝える。「今日は会社を休みますなぜなら〜だからです」みたいなメールを送るのだが、最近このなぜなら〜だからですの部分が長文になってしまっている。文字にすると500字は超えている。上司には朝から読むのが大変だとツッコミを入れられる程である。で、内容はというと、自分がいかに不幸であるかとか自分がいかに人から嫌われているか、部署の悪口や個人攻撃までイロイロと多岐にわたる恨みつらみを書いている。
 
その衝撃的なメンヘラっぽいメールは社内でも問題になったらしく、イロイロと物議を醸し出していたらしい。また休職した方がいいとか言われていたらしい。安定した精神状態で書いたものではないので、自分の真意ではないと伝えた。まぁでも精神状態が不安定な状態で書いたものなので、いろいろと攻撃的な内容になっている。「俺がうつ病になったのは〇〇のせいだ!とか〇〇さんのせいだ!〇〇は絶許!」みたいな内容を書いた。最後には俺がこうなっているのは統合失調症だからだという言葉で締めてあった。衝撃的なメンヘラっぽいメールである。
 
周りの声が気になって仕方がないときがある。この会話は俺の悪口なんじゃあないかとか俺のことを話しているとか、そんなことばかり考えてしまう。自分でもわかるのだが、思い込みが昔から激しいのだ。遠くから聞こえてくる女性の声が自分への好意だと勘違いして告白してフラれたこともある。これがうつ病の症状であると先生にはいわれているが、未だにそうは思えない。確かに聞こえていたのだ。うつ病と診断された以上、受け入れなければならない現実なのかもしれない。