こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

これまでのあらすじ 前編

新卒で入社していた俺は、ある人物にハメられてしまい、最初に配属された部署から別の部署に異動になった。その異動先の部署で、ある同期の女の子に恋をした。俺は女の子から好意を持たれていたような気がするし、俺も女の子に好意を持っていた。そこで、女の子に話しかけたり、夕食に誘ったり、ライブに誘ったり、いわゆるフツーの恋愛みたいなことをしていた。女の子は、俺が好意を持っていることを周りに言いふらしていたような気がする。周りの目も、2人を暖かく見守っているような気がした。彼女の仕草や言動などが、俺への好意だとばかり思っていた。

そこで、俺は彼女と交際しなければならないと思い込んでしまった。そして、まわりから聞こえてくる言葉も俺と彼女が付き合わなければいけないみたいなことが、聞こえてきた。そこで俺は、彼女に告白をしたのだが、フラれたのであった。フラれて終わったのかと思ったら、まだ周りから俺に対してイロイロと聞こえてくる。あいつ意味わかんねーとか、俺を馬鹿にするような罵詈雑言が四六時中、会社の自分の席に座っていると聞こえてきた。自分に対する誹謗中傷が聞こえてきた。その声が聞こえてきて、俺は手が震えることもあった。

会社に自分の居場所がなくなるような気がして、俺は上司に相談することに。悪口を言われて困っていると伝えると、君の悪口は聞こえていないとのことだった。この時点では、俺は悪口を言っている人たちをかばっているものだと思った。で、俺は幻聴が聞こえているものだとされ、精神科の先生に診てもらうことに。会社から近いところにある診療所みたいなところで始めは見てもらったのだが、ここの先生があまり信用することができなかった。身の回りに起こっていることを全て話しをしようとしたのだが、途中で打ち切られてしまった。で、ただの被害妄想だといわれた。この先生が、信用できなくなった俺は、実家近くの精神科の先生にセカンドオピニオンということで診てもらうことに。コッチの先生は、俺の話しを全て聞いてくれた。被害妄想といういい方はせず、うつ状態であるという診断をしてくれた。そして2週間ほど、休職することになった。あっという間の2週間であった。この頃は、ブログを書いていなかったので何をしていたのかよく覚えていない。そして悪口が聞こえることがない、別の事業所で働くことになった。その事業所では、前の悪口を言われていた事業所ほどではないが、悪口もちょくちょく聞こえてきたような気がする。事業所は変えてもらったものの、所属部署は変わっていないので、仕事のやりとりは、当然、電話で指示を仰ぐことになる。しかし、前の事業所と電話すると、電話の向こうから悪口が聞こえてくるのだ。俺への嘲笑や悪口などが電話の向こう側から聞こえてくるのであった。

やっぱり会社には、居場所がないと思い悩んだのだが、ある出来事が契機となって症状が改善される。その出来事とは、会社を辞める同期の送別会である。その送別会には、周りからの悪口の原因である女の子や悪口を一番言っていた同期がくるということだった。送別会に参加して、俺は衝撃を受けた。その2人は、何事もなかったのかのように接してきたのであった。いままで言われていた悪口は一体何だったのであろうか。この飲み会で俺は悪口はもう言われなくなったのだろうかと思うようになった。この出来事で俺は徐々に会社に復帰していくことになる。