最近は日常生活を取り戻しつつある。つい2ヶ月前までは、会社に行くことができなかったのだが、会社のオフィス移転に伴い、会社が近くなったことが、キッカケで会社に行けるようになった。
オフィスは、東京に移転した。会社の近くにはミニストップがあり、そこでコンビニコーヒーのレギュラーサイズをよく頼んでいる。コンビニコーヒーは、缶コーヒーよりもおいしい気がする。会社で一息つくときは、コンビニコーヒーで一服している。
会社に通えるようになったので、給料も病気になる前と同じくらいの水準になった。欠勤するとその分の給料が減るので、2ヶ月前まではそれはそれは少ない給料だった。といっても趣味と呼べるものがない俺は、とくにお金で困ることはなかった。
趣味と言っていいのかはわからないが、最近は図書館によく行っている。本を読んだり、勉強をしたりしている。あとはブックカフェめぐりとかをしている。先日、神楽坂にあるブックカフェに行ってきた。おいしいコーヒーを飲みながら本を読んでいると心が落ち着く。
北方謙三の試みの地平線という人生相談の本がある。この本の中で、読書は酒を飲むことと同じであると書いてあった。その本の世界に酔うのだ。しかもアルコールがないので他人に迷惑をかけることがない。
俺は酒が飲めない。苦手というわけではないが、飲めない。なぜならば統合失調症の薬を服用しているから、アルコールは摂取してはならないのだ。昔は酒が好きだった。ウイスキーやビールが無いと眠れない体質だった。今では睡眠薬が処方されているので、酒を飲む必要がなくなった。飲みニケーションというものがある。上司や同僚と居酒屋に行ったりして親交を深めるコミュニケーションだ。俺はかれこれ2年くらい飲みニケーションをしていない。少し寂しいけれど、酒を飲んではいけないのだ。またいつか酒が飲めるようになったら、親交を深めたい。