こころのリハビリ日記プラス

精神病とのちょっとした闘病記みたいなものです。

10年で変わったこと・変わらなかったこと

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

今から10年前ということは2011年。会社に入社して2年目くらい。当時は普通に働いていた。残業もしていた。めちゃくちゃ働いていた。そして10年後、会社は変わっていないが、働き方はだいぶ変わってしまった。残業なんて半年に一回あるかないかくらいだし、ほとんど残業はしていない。

 

10年で変わったことはなによりも統合失調症を発症してしまったこと。10年前は全く考えられない。最初はただのうつ病だと思っていたのだが統合失調症だった。症状はまったくのそれだった。幻聴が聞こえてきたり、幻覚が見えたりした。何度も書くけど、恋愛妄想だった。あの子と付き合うんだというわけのわからない妄想をしていた。妄想で終わればよかったのに幻聴や幻覚がついてきた。

 

あと体重は増えてしまった。今は絶賛減量中である。今は89キロくらい。70キロくらいまでは自力で減らしたい。そのためにウォーキングしてる。ジムは最後の手段です。昔、ジムに入会していたことがあったが、結局忙しくて行く暇がなくてお金の無駄だったことがあった。

 

10年前は普通に結婚して、普通に子供がいるものだと信じて疑わなかったのだが、そんなことはなく、今もひとり。親は健在だけど…。普通にするのが、こんなにも大変なことだとは思わなかった。病気になってひとりになるとは…。

 

逆に10年後はどうなっているんだろうか。親は健在だろうか。あまり不幸な未来は考えたくない。介護をしているのだろうか。10年後は44歳になっている。人生の折返し地点かなあ。何が幸せなのかわからない。結婚、出産、マイホームといったわかりやすい幸せと、また違う幸せを追い求めてみたい。

 

よく、年取った人が地元に帰るといった話をよく聞くが、私は生まれてこの方同じ街で暮らしている。いや、7年前は会社の寮で暮らしていたが統合失調症になって実家に帰ってきた。もう精神的にはボロボロなので、これ以上下がることはない。あとの人生は上昇していくしかない。

 

あとクラシックギターを再開した。10年前はギターはやっていなかった。ギターの先生に数年ぶりに再開した。10年以上前の大学時代に戻れるような気がして…。そういう意味では地元に戻ってきて良かったです。

 

10年で変わらなかったこと。上記で書いたけど、今もひとり。友達は少し減ったけど、いないよりはマシかな。今はラインで繋がってる。家族のことでいうと、兄と妹が結婚した。あまり家に帰ってこなくなった。家庭を持つと、自分の家族のことで精いっぱいになるのだろうか。小津安二郎監督の東京物語みたいに…。

 

この映画は、結構好きでよく見ている。独り身の未亡人が田舎からやってきた両親を世話する物語。未亡人は夫を戦死で亡くしているが、夫の両親を大切にする。山田洋次監督のリメイクで東京家族という作品がある。

 

次男の妻夫木聡が両親を東京を案内したり、交流したりする話で結末は同じなのだが、次男の立場が自分と重なって、涙した。とても感動した。惜しむらくはこの作品をスクリーンで見れなかったこと。最近はどんな映画も見るようになったが、10年前ではこの映画の良さが分からなかった。

 

あと10年後の目標は、親の面倒を見て、痩せて嫁さんをもらうことですね。欲張りすぎですかね。そんなことで、つまりは今とあまり変わりがないということで…。