映画を見ました。話題作。
キネカ大森というシアターで見ました。ほぼ満席でした。いろいろ言いたいことはあるけど、統合失調症の当事者として書きます。後、家族の事も書きたいのですが、炎上とか身バレが怖いのでnoteに後で書きます。
キッカケはいちこさんのこのエントリー。アドバイス通り、ネットで予約をした。
ドキュメンタリー映画です。監督が家族を撮るドキュメントです。父、母、姉、弟。姉が統合失調症の陽性症状で苦しんでいるところを容赦なく撮影していました。まあ、それがドキュメンタリーですから。
メンタルを病んだ人と暮らすのは、非常に苦しい。更に不幸なのは、両親が医者で精神医療を拒絶した。ネタバレすると母と姉は亡くなります。弟である監督はなんとか精神治療に繋げたいとするのですが…。
家族だからこそ救えなかったのかな。世間体とかあって。自分に置き換えると救ってくれたのは家族ではなかった。会社の上司が医者とかを全て調べてくれた。家族だったら心が弱いからと言われていたし、実際そんなことを言われた。
私は陽性症状で暴れたことはない。ずっと泣いていた。あと幻聴が聞こえたり、幻覚が見えたりしていた。他人に攻撃的になることはなかった。でも20年間も病気になっていたとしたらゾッとする。
またネタバレするけど、お母さんが認知症になったので、姉が入院したら、いい薬が見つかって良くなるという。回復した姉はカメラを向ける弟にピース✌️したり。
やっぱり投薬治療しかないのかな。私も投薬治療でだいぶ良くなりました。でも、薬をずっと飲み続けるのも根気があるので注射とかですかね。
家族のシーンで泣いてしまいました。家族にとって当たり前のシーン。かけがえのない時間。だけど、姉の統合失調症や母の認知症で壊れていく日常。
私は統合失調症の当事者でもありますが、母も統合失調症、認知症を抱えている家族でもあります。だから監督にすごい感情移入してしまって。
いろいろ考えさせられる映画でした。姉も最後に亡くなってしまうけど、入院してメンタルが快方に向かっていったのは、最後の家族の幸せだったんじゃないかな。このブログ書いてて泣きます。悲しいラストだったから。母が統合失調症だと認めなかったから。ボタンの掛けた違いでもっと早く薬が見つかっていたら幸せだった時間が、10年、20年と得られたのでは。悲しい結末の映画ではありましたが…。
家族についてはnoteに書きます。また明日書きます。私は当事者というか家族の立場で見てました。あんまり自分の事は客観視できませんし。母の病院について書きます。
---追記---
noteに書きました。