昔はクラシックギターを弾いていた。写真はガラケーで12年前に撮った写真しかない。この写真は大学の講堂で練習した時に撮ってもらった。昔はシュッとしていたのだが、今では冴えないメタボなおっさんになってしまった。ナイロンの弦の音は優しく、アコギのスチール弦とは違う暖かさがある。私はサイレントギターでナイロン弦を弾いている。暖かい音がする。青春のメロディだ。今がつらいから余計に過去を思い出してしまう。楽しかった学生時代。戻らない日々。周りのみんなは結婚して、子供ができたりして昔みたいに気軽に会えなくなってしまった。私だけが昔と変わらない。悪い意味で。青春の面影を未だに追っている。だからギター教室に通ったりしている。あの頃に戻りたくて…。俺にはギターしかない。ブログやLINEのタイムラインに投稿することが趣味だ。それでいいと思っている。昔は部室で弾いていたが、今は自宅でスマホで撮影したギター動画をアップすることでみんなに聞いてもらう。
シュウ先輩という人にお世話になった。あまり馴染めない私に部員と架け橋となってくれた。本当に助けてくれた。未だに尊敬している。何処かで会ってみたいが消息が不明である。風の噂ではうつ病になってしまったらしい。今は元気でやってるらしい。知ってるのはそれくらい。会って話したい…。シュウ先輩、私はギターが上手くなりましたか。どうですか。って話して上手くなったねと言ってもらいたい。先輩に認められたくてギターを弾いていた。
サークルでは副代表だった。人望はあまりなかった。後輩は2人くらいしか懐いてくれなかった。まぁ全くいないよりはマシですが。たまにメシに行くくらいの仲だ。大学で仲良くなった人はそれくらい…。今の言葉でいうと陰キャというやつで、涼宮ハルヒの憂鬱のファンでした。大学の授業中に原作を読んでました。数百万円の学費を払ってラノベを読んでるとか意味不明ですよね。今思えばもっと勉強しておけば良かった…。英語やパソコンのことを…。
昔の私はシュッとしてんなあ。今ではメタボな冴えない中年である。この頃に戻りたい。ランニングでも始めようかな。これじゃモテませんね。まぁ、モテなくてもいいですけど。100人から嫌われても1人から愛されていればいい。まだ、一人で身軽な方がいいのかもしれません。郊外のベッドタウンで一人暮らしをしてゆっくりと暮らしたいですね。大きなテレビとフカフカなソファとペプシコーラ、キャラメルポップコーン、ネットフリックスがあれば何もいらない。
病気について書く。幻聴は聞こえない。周りから声も聞こえない。窓際の席になったので後ろから声が聞こえることもない。たまに通勤中に昔のことがフラッシュバックしてパニックになることはある。そのまま帰ることもある。いつの日かこの病気を克服する日がくるのだろうか。わからない。
